フレグランスの種類
FRAGRANCE TYPE
フレグランスは賦香率によって
4つの種類に分けられます。
フレグランスは賦香率(ふこうりつ)によって4つに分類されます。そのため同じ名前のフレグランスでも濃度によってオードパルファム、オードトワレといった種類に分れ、香り方や持続時間が変わってきます。ただし、その違いはフレグランスによって異なり、例外もあるため、香りを選ぶときは、必ず自分の肌につけて香りのニュアンスを確かめてみましょう。その上で、下記の知識を知っていると、香りのつけ方や楽しみ方が広がります。
※賦香率(ふこうりつ):フレグランスに含まれる香料の割合

時間によって変化する“香り立ち”
香りの種類によって持続時間が変わりますが、時間といえばもうひとつ、フレグランスはつけてからの時間によって“香り立ち”が変わり、その変化を味わうこともフレグランスをつける楽しみのひとつです。一方で、つけたときの香りをそのまま楽しめる、変化しないことを特徴としたフレグランスもあります。

トップノート:
つけて5分~10分の香り。柑橘系やハーブ、揮発性の高いエッセンスの香り。
ミドルノート:
つけてから30分以降の香り。香りのハート(中心)。
ラストノート:
つけてから2時間以降の香り。ウッドやアンバー、ムスクなどおだやかで温もりのある香り。


香り選びのヒント
香水の種類を
変えてみる。
いつも愛用の香水がある方へ。同じ香りでも、夏はオードトワレ、秋冬はオードパルファムと、香りの種類を変えると、季節の変わり目で新鮮に香りを楽しめます。
香水の種類を
変えてみる。
朝から日中は軽やかなオードトワレ、夕方からは深みのあるオードパルファム。同じ香りであれば重ねづけも失敗がなく、自然で洗練された香り使いが可能です。
確かめて。
香水は時間によって“香り立ち”が変わりますが、加えて、香りをつけた人の肌との相性で、その人だけの香りへと変化していきます。そのため、香りを選ぶときは、自分の肌につけて香りの変化を確認することをおすすめします。
選んでみる。
いつも同じ香りではなく、TPOによって香りを使い分けできると上級者。さらに、季節や気分、会う人や行く場所によって、どんなふうに過ごしたいのか? どんな自分でいたいのか? また、大人の余裕で会う人のことを配慮して、自由な感性で香りをセレクトすると楽しみは無限。日々のひとときがポジティブに変化します。